東亞文化交流研究室 - 專書一覽
第一屆日本研究、臺日關係、日語教育國際學術研討會論文集
  • 作者:徐興慶
  • 出版社:中國文化大學日本語文學系‧日本研究所
  • 出版日期:2000年7月
  • 語言:中文.日文
第一屆日本研究、臺日關係、日語教育國際學術研討會論文集の研究
目  錄

刊行によせて……………………………………………………………………………………………徐 興慶
基調講演
戦後日華関係の回顧と展望…………………………………………………………………………林 金莖 1
何故日本研究を………………………………………………………………………………… 衛藤 瀋吉 11
運命共同体としての日本と台湾……………………………………………………………… 中村 勝範 19
日本語教育の再構築……………………………………………………………………………… 田中 望 31
日本における特殊な文芸現象について~『台湾萬葉集』についての苦渋的考察……… 今西 幹一 39
 
論文Ⅰ(日本研究)
日本政府の対東アジア文化交流政策の現状と課題「北京日本學研究センター」を事例として
……………………………………………………………………………………………………… 川島 真 47
日本の地方政府の行財政改革~行政評価と企業会計制度の導入を中心に~
……………………………………………………………………………………………………… 橋本 行史 63
大震災と文化遺産~阪神淡路大震災における保全復旧活動と台湾911大震災~
……………………………………………………………………………………………………… 藤田 明良 79
神祇祭祀と日本文化~神祇祭祀に見られる中国文化………………………………………… 藤森 馨 89
90年代日本の政党再編と二大政党制の可能性………………………………………………… 浅野 和生 99
日本経済の課題………………………………………………………………………………… 星川 順一 115
2000年の日本経済とアジア……………………………………………………………… 伊奈 健二 123
 
パネルディシカッションⅠ(日本研究)
今後台湾対日本研究的展望…………………………………………………………………… 陳 鵬仁 133
これからの台湾における日本研究の発展について………………………………………… 川島 真 135
                                       黄 自進 141
 
論文Ⅱ(台日関係)
日台関係90年代の転機と21世紀への展望…………………………………………………… 伊原吉之助 145
戦後の日台民間交流の展開と課題~日台交流の断絶と連続…………………………… 石田 浩 161
次世代台湾と日本の産業経済関係の展望………………………………………………… 大塚 賢龍 179
                                      太田 和男
清代展海令以降の長崎渡航台湾船について ……………………………………………… 松浦 章 193
從神社到忠烈祠~戰前與戰後台灣「國家宗祠」的轉換~……………………………… 蔡 錦堂 207
後冷戰時期日本與台灣政黨政治發展比較………………………………………………… 何 思慎 219
第二次世界大戦後日台における仏教交流
 ~日華仏教文化交流協会の成立と展開した事業を中心に~……………………………松金 公正 225
現代日本の異文化受容に関する一考察
 ~在日僑校史 100 年と日拠時期台湾僑校開設問題を振り返って~
 …………………………………………………………………………………………………市川 信愛 247
戦後神戸地区経済における台湾人の役割と華僑社会の変遷………………………………陳 来幸 267
匂いに儀式化~台湾と日本における香……………………………………………………M.J.アイナン 283
現代の留学生による台日教育・文化交流の研究……………………………………………徐 興慶 297
 
 
パネルディシカッションⅡ(台日関係)
これからの台日関係研究と発展について……………………………………………… 伊原吉之助 345
                                        石田 浩 349
                                       大塚 賢龍 351
 
 
論文Ⅲ(日本語教育)

私達はなぜ日本語をおしえられるのか ………………………………………………… 菅井 英明 357
日本語教育におけるカリキュラム開発の概念導入の意義 ……………………………… 林 明煌 369
渡日時未習者と既習者の日本語語彙の誤記憶の比較対照……………………………… 土屋順一 385
                                      土屋千尋
日本語と韓国語における受動表現の対応
  ~コンピュータ処理に向けての基礎的作業について………………………………李 基用 393
                                      鷺尾 龍一
韓国における日本語教育―その歴史・現状・展望………………………………………李 賢起 405
「だけ」「しか」の限定表現の一考察……………………………………………………陳 連冬 417
作文教育の問題点とその指導中国文化大学日文系三年生の場合……………………中島 清明 427
日中韓母語話者の「断り」発話行為に見られる方略の相違………………………… 小野由美子 449
                                      柿田 尋
                                      広瀬 研也
                                      劉 玉琴
日本高中的中文教學…………………………………………………………………………村上 嘉英 463
台湾における日本語音声教育の問題点と指導法…………………………………………鄭 婷婷 469
異言語母語話者間に生じる「伝えたいこと」の同質性・
  一様性を考える~使える外国語教育を目指して…………………………………… 山田あきこ 487
中級日本語教材における機能シラバスの原理(2)
  ~述語動詞「ある」の多機能性をめぐって~……………………………………… 山岡 政紀 499
地域研究の中の言語研究、言語科学の中の言語研究
  ~接続から見た視点~………………………………………………………………… 渡部 学 509
話題展開と接続詞の機能…………………………………………………………………… 林 淑璋 523
パネルディシカッションⅢ(日本語教育)台湾における日本語教育の発展につ
いて……………………………………………………………………………………………何 瑞藤 543
                                      中田 望 545
                                      李 賢起 547
                                      鄭 婷婷 549
  
論文Ⅳ(日本文学)
江戸時代における鄭成功『国性爺合戦』を軸に………………………………………大橋 正叔 553
<近代化批判の文学>
~井上靖「夜の声」「欅の木」「四角の船」を中心に~………………………………工藤 茂 563
夏目漱石の変貌~「褞袍」「狐裘」を通して見た作中人物像から……………………曾 秋桂 573
  
  
パネルディシカッションⅣ(日本文学)
台湾における日本文学の研究とそのあり方について……………………………………洪 樵榕 597
輔仁大學日文系の現狀報告…………………………………………………………………賴 振南 599
  
  
論文Ⅴ(台湾文学)
近年日本における台湾研究の動向……………………………………………………下村作次郎 603
埋もれた戦後台湾の日本語文芸~『明台報』から黄霊芝へ~ ……………………岡崎 郁子 613
佐藤春夫「女誡扇綺譚」の主題と方法~<廃市・安平港>を中心として~
…………………………………………………………………………………………… 井上 洋子 633
  
  
パネルディシカッションⅤ(台湾文学)
これからの台湾文学研究の歩むべき道~台湾文学とは~……………………………蜂矢 宣朗 647
                                     塚本 照和 649
                                      張 良澤 651
                                      陳 藻香 653
会議議程………………………………………………………………………………… 実行委員会 655
編輯後記 …………………………………………………………………………………… 徐 興慶 662
刊行簡介

本シンポジウムは、二十一世紀に向け、台日関係の新たなるありかたを模索する事を一つの目的としつつ、台湾と日本の関係を学術的側面から、多角的に検討をくわえ、そうして相互に得られた台湾と日本の理解を通じ、今後、台日の共同研究を含めて、学術研究がさらに実りあるものになることを願い、このシンポジウムは開催された。本学中国文化大学は、歴史的には大学における日本語教育を台湾で最初に開始した教育機関であり、以来三十八年にわたり、大学での教育、また、大学院での日本関係研究を通じ社会に貢献してきている。このように台湾において日本語教育、日本研究においてパイオニア的存在である本学が、このシンポジウムを開催したと言うことは、本学はもとより、台湾における日本語教育、日本研究に従事なされて

おられる研究者、第一線でご活躍の先生方、並びに、大学などの研究機関にとっても非常に意味のあるものであったことは言うまでもなかろう。また、本シンポジウムには、はるばる韓国、シンガポール、香港よりおいでいただいた研究者の方々、並びに、日本からの四十名を越える研究者の方々よる非常に先進的、かつ高度な専門性ももつ精緻なご発表、また、パネルディスカッションで未来に向けての先見性のある討論がなされたということは、国際シンポジウムの名にふさわしいものであった。

本シンポジウムの内容を簡単にご紹介申し上げると、まず、東京大学名誉教授衛藤瀋吉氏による、「世界史における日本-過去と未来-」と題された総合基調講演では、〈文明圏の中心と周縁〉という観点から漢文明と欧米文明という両圏内にある日本の両義的な存在意義のついて述べられ、今後の日本と漢文明圏との関係を占う上で重要な過去認識が明らかにされる同時に、本シンポジウムにおけるあらゆる分野での共通の問題意識をご提示なされた。また、もう一つの総合基調講演、平成国際大学学長・中村勝範氏による「運命共同体としての日本と台湾」では、維新前後の日本政治における歴史的研究に踏まえた現状を述べるとともに、「日台両国の関係研究」の分野における認識を明らかになされた。

また、台湾側からは、亜東関係協会会長・林金莖氏による特別講演「日華関係の回顧と展望」においては、長年にわたって政治・外交の第一線でご活躍なされていらっしゃる林氏はが、長年にわたる実体験を通じ、台湾と日本の関係において象徴的な事実をもとに、非常に精緻なご指摘なされた。また、「日本研究」「台日関係」の分科会、パネルディスカッションでは、上述 の基調講演、特別講演をふまえ、政治、経済等の側面より、高度な専門性をもつ発表、討論が行われた。

さらに、本シンポジウムで、発表者二十余名という最も大きな規模となった「日本語教育・教学」の分野では、立教大学大学院で比較文明論の講座を担当なされておられる田中望氏が、「日本語教育の再構築」と題するご講演では、日本人が日本人であることによって、日本語教育を行うという意識を改革するべきだとする画期的な視座をご提出になされ、これまでに見られることのなかった最新の知見を踏まえた全く新しい観点からの日本語教育の目的意識を提示なされた。また、本シンポジウムでは、韓国、日本、シンガポール、香港、台湾よりの発表者の方々より、各地域における現状が詳細に報告され、各国で行われている日本語教育の現場2で、多彩な取り組みがなされていることを知ることができたことは、国際シンポジウムならではの収穫であった。

その他に、日本研究と台日関係との文化的側面から補完する分野としての「日本文学・台湾文学」での分科基調講演として、二松学舎大学副学長 今西幹一氏は、「台湾における特殊な文芸現象について~『台湾萬葉集』についての苦渋的考察~」と題する講演をなされ、近くて遠い日本と台湾との精神的距離の再確認を述べられた。研究発表では、「日本文学」における近代短歌と近代小説との研究によって、台湾を意識しない純然たる文学発表に実情が垣間見え、それによって、パネルディスカッション「台湾における日本文化の研究とそのあり方について」の方向性が確認された。一方、江戸文学(『国性爺合戦』)と「台湾文学」の発表によって、概ね台湾と日本とにおける文化交流の意義が瞥見しえ、パネルディスカッション「これからの台湾文学研究の歩むべき道」での討論へと昇華したと認められよう。

本シンポジウム開催の意義が、二十一世紀にいたっても朽ちる事のないものであることは、明らかである。

最後に、論文集の刊行にあたり、本シンポジウム開催に対し多大なご支援、ご助力を賜った方々、諸団体に対し心より御礼を申し上げるとともに、本シンポジウムで研究発表をなされ、原稿の執筆をご快諾いただけた研究者の方々、また、お忙しいにもかかわらずご参加くださった方々に、衷心より感謝申しあける。

     中国文化大学
   日本語文学系主任
日本研究所所長 徐興慶
2000年 7月陽明山にて

 
 
 
編輯後記

今回の論文集を編集するに当たっては、多方面の方々のご協力をいただきました。また、講演してくださった林金莖先生、衛藤瀋吉先生、中村勝範先生、田中望先生、今西幹一先生におかれましては、諸事ご多忙中にも関わらず、それぞれ原稿をまとめていただきましたことを、深く感謝申し上げるとともに心より御礼申し上げます。さらに、講演・発表の司会をしてくだ さった国内を始めとする先生方、パネル・ディスカッションの座長をお務めいただいた各先生方にも厚く御礼申し上げます。

そもそも今次のシンポジウムは、国内は勿論、日本・韓国・シンガポール・香港等、多くの海外でご活躍の先生方に、それぞれの問題意識を以て研究の現在をご報告いただくことが目的の一つでした。従いまして、本論文集をご一読いただけば、各先生方の多岐にわたる研究の成果によって、当該の目的が果たされていることが直ちにご理解いただけることと思われますし、この事実こそがシンポジウムを主催した私どもの誇りであります。

さて、詳しくは刊行に際しての前言をご一読いただければお分かりいただけることと思われますが、各分野でのご講演は勿論のこと、各々の先生方のご論考は、専攻を同じくする方々にとって刺激的な研究と見做されることと思われ、本論文集によって今後の研究の視野が広がるであろうことを確信しております、但し、それぞれのパネル・ディスカッションでは時間的制約があったため十分な討議を尽くすことができなかった憾みの残るところもありますが、それはパネリストの先生方の責任ではなく、あくまでも主催者側の不手際であることを一言と申し添えておくことといたします。

最後に、会期中にご協力くださった本学の先生方ならびに関係部署の職員の皆様、及び大学院学生諸君への感謝を申し上げます。さらに、論文集編集に携わった斉藤正志先生をはじめ、中島清明先生、M.J.アイナン先生と本学系助手の陳俊安君、院生の曾繁川君にも御礼申し上げます。まことにありがとうございました。

徐 興慶

編集委員会
主任委員 徐 興慶
副主任委員 斉藤 正志
委 員 中島 清明・M.J.アイナン
陳 俊安・曾 繁川・鄭 夙婷・李 明聲・邱 泰榕
羅 偉助・朱 尹帆・蘇 乃加・林 綉嫻・佐伯 真代
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